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Ｔ５７　Ｇａｎｇｌｏｆｆ
SPARK  (中）　Ｓ２７０１
　　１／４３　レジン

　　ラルフローレン所有のＴ５７ＳＣのドロップヘッドクーペの
　ミニカーです。

　　大きく張り出したフェンダーはアトランティークやアタラント
　にも通じるＴ５７特有の意匠です。
　　Ｔ５７のコーチビルダーとしては筆頭格ですがどちらかと言
　うとブガッティ宗家のジャンのデザインに近いです。

　　ミニカーはスパークのモデルらしくエッチングパーツを有効
　に活用して実車を忠実に再現しています。



 ELIGOR  (仏）　Ｎｏ．１０２６、Ｎｏ．１０２７
　　　１／４３　ホワイトメタル（メーカー完成品）

　　メーカーの箱書きには”ＢＵＧＡＴＴＩ　ＡＴＬＡＮＴＩＣ”
　と記されています。またカタログにも同様に記載されてい
　ますがこれは明らかに誤りです。

　　私の推論ですがラジエター形状からＴ５７ＳもしくはＳＣ
　だと判ります。その線で調べるとＴ５７ＳCにＧａｎｇｌｏｆｆ製
　のドロップヘッドクーペがありこのエリゴールのミニカーと特
　徴が一致します。
　　おそらくこのミニカーはＧａｎｇｌｏｆｆが製作した２座のクー
　ペをモデル化したものだと思われます。

　　また海外の専門書でこのタイプのドロップヘッドクーペを
　”Ｔ５７Ｓ ATALANTE CONVERTIBLE"と表記している
　ケースがありエリゴールが混同したのではないでしょうか。

　　No.1026が幌を畳んだ状態、No.1027が幌を閉じた
　状態です。ミニカーの作りは荒削りで塗装も良くないで
  すが素朴な作りで味があって良いです。


2021年の年末のワンダーランドでまた一台入手。ジャンク扱い
でお金はいいから持っていってくれって感じで事実上無償で入手。

　自宅でよくよく見ると、ややくすんだ感じのブルーメタリックで皮肉
にもこれまでの中では一番いい感じの個体だったんです。

　古いミニカーですが市場に沢山出回っていて、低価格で入手が
可能です。ホワイトメタルもしくはアンチモニー製の所謂鋳物なの
ですが、一体どのくらいの数が生産されたんでしょうか？



　ＭＩＮＩ－ＣＡＲＳ　（スペイン）　Ｎｏ．１１
　　１／８６　プラスチックス

　　スペイン製ですがメーカー不詳です。
　　箱もしっかりしておりＳＥＲＩＥの文言もあるので他のミ
　ニカーとともにシリーズ化された中の１台でしょう。

　　車体形状からＴ５７だと思いますがコーチビルダーの
　絞込みまでは難しいです。

　　Ｓｔｅｌｖｉｏに似た形状の車体がありますがそうだとは断
　定出来ません。少なくともＧａｎｇｌｏｆｆではありません。



　

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