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Type43


 ブガッティはT35シリーズでの名声とT41でのメーカーとしてのステータス確立を得て、グランプリカーからラグジュアリカー

 に至るまでのラインナップを揃えて行きます。


<Type43 100Mile Grand Sport>

  T43は、これまでのT13、T35と並ぶ傑作モデルとして1927年からの5年間で約160台が生産され、今日でも世界中に

 約60台が現存するブガッティの代表作です。

  T43は最高速度が100mph(=161km/h)であったことから、”100Mile Grand Sport”とも称されました。

  T35Bの2.3リッター直列8気筒スーパーチャージャー付きのエンジンを搭載し、最高出力115HP、ギアボックスは前進4速

 /後進1速、ホイールベース2.9mで通常は4人乗りの車体をもち満タン時車重が1102kgでした。

   当時のロードインプレッションが残っていますが、それによると最高速度160km/h、巡航速度50〜80km/h(3000rpm)で

  平均燃費6.0km/L、レブリミットは5000rpmと記載されています。現代で言うところのGTカーでした。


  ★英国のスピード王のマルコム・キャンベルもこの車でレースに出場しました。 → マルコム・キャンベル レコードカーはこちら。



 AUTO REPLICAS (英) No.1001
   1/24 ホワイトメタル(キット)


 かなり古いキットです。
 T43のファクトリー標準ボティを厚みのあるホワイトメ
タルで造形しています。、もっとボッタリとした感じになる
かと思いましたが、完成してみると意外にこの車の特徴
がよく再現されています。

 キット自体は車体が縦に割れていて、車体左右のホ
ワイトメタルを中央で接合せねばならず、その寸法も左
右で長さが少し違うなど、車体の形を整えるのが大変
でした。

 このようなパーツ構成は1/24クラスのホワイトメタル
キットによく見られ、型抜きの関係からそうせざるを得な
かったのでしょう。
 塗装はハンブロールのエナメル吹きつけ、ホイールやラ
ジエター等はコンパウンドで磨いたのちクリアー塗装して
います。

 ワイパーがありませんが実車にもありません。ドアは左側
だけにあります。

 座席および幌についてはキットに添付されていた本革を説明書
にあった型紙通りに切り抜いて接着剤で貼り付けました。
 全金属製の存在感のあるモデルです。

 横浜のビックボーイ(千代田ママストアー)で発売と同時に購入し
ました。それから40年は経過しており箱もだいぶ痛んでいます。
 当時、この車の資料が手元になくこの箱絵だけを頼りにストレート
に組みました。
  



 Plumbies Inter (独) No.10
     1/43 ホワイトメタルキット


  ドイツのダウハウゼンが販売しているプランビースの
 ホワイトメタルキットのT43です。

  古いキットでこの頃はまだエッチンパーツはなく、全て
 の素材がホワイトメタル製です。

  その後、多くの1/43キットがホワイトメタルから素材
 がレジンに置き換わりエッチンパーツも付属する様にな
 りましたが、私的には塗料(エナメルを使うことが多い)
 の食いつきが良いホワイトメタルの方が好きです。

  プランビースのキットはプロポーションがよく、うまく作
 ると見違える様な出来映えになります。
  このキットではドアは開きませんが、ヒンジを組み込ん
 でドアを開閉式にしたいです。
  ドアは左の助手席側に一箇所しかありませんし。


 




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