Ｔｙｐｅ３２　ＴＡＮＫ

　　その名の通りの形をしたクルマです。レーシングカーと言うものは早さを追い求めると時として芸術品を生み出すか、

　　または無骨に流れるかの結果をもたらします。

　　　そのスタイルは７０年代のＰＯＲＳＣＨＥ９０８Ⅲを彷彿とさせます。→　ＰＯＲＳＣＨＥ９０８Ⅲ

AUTO REPLICAS（英）　NO．44
　1/43 ホワイトメタル（キット）

　　ＢＲＵＭＭ等から量産品が販売されるまで唯一の1/43
　モデルでした。

　実車が欧州の博物館に展示されていますし、簡単な形
　状なので自作しようかと思っていた矢先にキットが発売され
　ました。

　　写真は私の実弟がキットを購入し作成したものでかなり
　甘い完成度ですが、当人がまだ中学生でホワイトメタルの
　制作ウンチクもない時代に小遣いに比べて高価なキットを
　買いよく作ったなと思います。
　　ハンブロールのエナメルで筆塗りで仕上げています。

　　渋谷の東急ハンズ、代々木のポストホビー、横浜）伊勢
　佐木町のＢＩＧ－ＢＯＹ（千代田ママストア）等でごく少量が
　販売されていました。写真のキットは代々木のポストホビー
　で購入したものです。

ＢＲＵＭＭ（伊）　Ｎｏ．Ｒ４６７，４７８
　1/43 メタルﾀﾞｲｷｬｽﾄ

　　タンクの実車には運転席とエンジンルームの間に通常は
　備わっている隔壁（バルクヘッド）がありません。そのためド
　ライバーの足下からはエンジンが丸見えになっています。

　　写真ではわかりにくいですが、その構造も見事に再現され
　ていて、私的にはT32の決定版モデルだと思います。

　　Ｎo.１６は１９２３年のトゥールのグランプリレースに参加
　した３台のうちの１台。

　　　黄色い方はプラハのジュネック夫妻が購入した車をモ
　　デル化したものです。
　　　ホーンが付いていることから街乗り用だと判ります。
　　実際にご夫妻が乗っている写真もあります。それにしても
　　この車に乗って運転した場合、エンジンの熱気とオイルで
　　スーツもドレスも台無しになった筈です。

　　サイドビューは完全な翼断面になっていて、実車のフォル
　ムを非常によくとらえています。

ＴＯＰＭＯＤＥＬ（伊）　
　1/43 レジン

　　比較的　最近発売されたモデルです。

　　レジン素材の特性を活かした彫りの深いルーバーには
　見応えがあります。

　　反面、コクピット周りがレジン特有の肉厚になってしまい
　実車から感じられる鉄板を張り合わせたような車体のイメ
　ージが崩れてしまっています。

　　このＴ３２　ＴＡＮＫはブガッティの中でもどちらかと言うと
　ニッチな存在で、長らくAUTO REPLICAS以外に目立った
　製品はありませんでしたが、ここ数年で複数のメーカが製品
　化しています。

　　ミニカーは昔からコーギーが製品化すると同じモデルをディ
　ンキーもリリースすると言うようなことが見受けられましたが、
　今回の現象もそのようなことなのでしょうかね？

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