AC COBRA LEMANS COUPE


 1963年。デイトナ、セブリングとFIAの国際レースにレーシング・コブラをエントリーしたシェルビー・アメリカンが

満を持してレースの本場であるルマン24Hに2台のコブラをエントリーした。 これら289ベースの2台のコブラには

ミュルサンヌでのトップスピードを稼ぐために後にルマンルーフと呼ばれるハードトップが装着されていた。


 コンペNO.3 : 英国のACカーズで製作されたマシンで右ハンドル。シャーシーナンバーもCS2131で輸出(エク

           スポート:EXPORT)を表す”X”の記号がありません。

 コンペNO.4 : こちらは米国から持込まれたマシンで左ハンドル。シャーシーナンバーはCSX2142である。


 結果はNO.3が総合7位(GTクラス3位)。 NO.4は10時間後にエンジントラブルでリタイヤでした。





 AMT 1/25 + PLUSALFA

 英国ACカーズよりエントリーされたルマンクーペ
です。ハードトップということと289コブラには珍しい
右ハンドルであることが製作意欲を後押ししました。

 それで、AMTのキットをベースにルマンクーペを
作るためのトランスパーツがPLUSALFAより発売
されたので、いつか作るつもりで数年前に購入して
おりました。
 パーツ内容は3D出力で以下の通りです。

 ・ハードトップ
 ・アロイホイール
 ・スカットルルーバー
 ・右ハンドル用のメーターパネル
 ・リアのジャッキアップポイント等
 ・ACカーズのエンブレムマーク

 そして、デカールは溝呂木氏が製作したコブラデカールを
ご本人から分けてもらいました。

 トランスパーツもデカールも少数生産で数年前のものな
ので、どちらも絶版で現在では手に入りません。
 また、どちらも再版の予定なしとの事です。



 ハードトップを装着したため、トランクフードは分割されヒンジ
で下側に開くように改造されています。
 また、ハードトップはボディーと一体構造ではなく、おそらく取り
外し可能な構造だったと思われます。



  フォード289エンジン。右ハンドル仕様に伴ってスロットル
レバーは右に移動。もっとも、コブラのベース車となったAC
ACEは英国車なので元々はスロットルレバーは右側。


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