Ｔ４１　Ｅｓｄｅｒｓ

ＩＸＯ　（中）　ＭＵＳ００４
　　１／４３　メタルダイキャスト

　　Ｔ４１としては有名な車体ですが長らくミニカーとしての
　製品はありませんでした。１／４３の量産品としてようやく
　ＩＸＯが製品化してくれたなという感じです。

　　エズデールの車体はクーペ・ド・ビルに換装されてしまい
　、その時に取り外された車体もその後行方不明になってし
　まったらしく当時の色を知ることは出来ません。

　　当時の写真が数枚残されていて内外の専門書に掲載
　されていますが白黒のため色までは判りません。

　　ＩＸＯのモデルはフェンダー部分をかなり青みがかった濃緑
　に、車体本体はそれを薄めた空色ぽい緑に塗り分けていま
　す。これはこれで中々よい感じだと思います。

フェンダーについたストライプも実車の写真にありますので
　かなり忠実に再現されているのだと思います。
　　　

　プロポーションはなかなかのものです。

　ＡＬＴＡＹＡ（ＩＸＯ）　（仏）
　　　１／４３　メタルダイキャスト

　　ひとつ前のＩＸＯの製品と全く同じです。ただ、こちらの方が
　廉価版なのでホイール等の塗装などで若干ですがＩＸＯの
　方が手が入っています。それ以外は識別はほとんど困難で
　す。
　　写真ではＡＬＴＡＹＡ製の方が色が薄く見えますが、これは
　ＩＸＯは自然光で、ＡＬＴＡＹＡはフラッシュで撮影しているため
　で現物は全く同じ色の同じ塗り分けです。

★　このころからＩＸＯ製品は台座と車体を留めるビスの頭を
　従来のプラスネジから三角形をした特殊ネジに変えました。
　　このことによって通常のプラスやマイナスのドライバーでは
　モデルを台座から外せなくなり、ＩＸＯの販売する特殊ドライ
　バーを購入しなければならなくなりました。

　　長々と書きましたが、ＩＸＯ製品の見分け方のひとつとして
　△ネジを見るようにしております。
　　

　　プロポーションはＩＸＯと寸分違わず同じです。

　ＷＥＳＴＥＲＮ　ＭＯＤＥＬ　（英）　KH-WM80
　　　１／４３　　ホワイトメタル (メーカー完成品）

　　ウェスタン・モデルの特徴としてかなりメタル量が多く重い
　モデルですが、下の写真の様にプロポーションはかなり良い
　です。

　　色は深緑と薄緑のツートンで、美しく塗装されています。

　　この時代のウェスタンモデルはオール金属製でホイールは
　リムとキャップが別部品でリムは旋盤の削りだし、キャップは
　鋳物で大変によく出来ています。

　　全てをホワイトメタルで成形しているため、マスコットの像は
　著しくシャープさを欠いてドロ粘土のようで最悪です。すばら
　しいモデルだけにここは何とかして欲しかったです。

　　量産ミニカーとは違った手作り感がいいですね。塗装が厚く
　大変きれいなためサイドビューが映えます。

　Ｆｒａｎｋｌｉｎ　Ｍｉｎｔ　（米）　
　　　１／２４　　メタルダイキャスト

　　このモデルは現存するレプリカモデルを参考に製作されたもの
　だと思われます。車体色がレプリカ車体と同じです。

　　このモデルは非常によく出来ています。フルデティール＆フルオ
　ープンでこのクルマの成り立ちをよく知ることが出来ます。

　　２座と思っていましたが、実は後方にも座席があって４人乗りが
　可能であったことや、幌を装備していたことなどが判りました。

　　フランクリン・ミントは世界中の色々な企業に製品を作らせて
　いますので、他のフランクリン・ミント製のＴ４１もそれぞれ作風が
　異なります。その中でこの作品が一番良いと思っています。

　　ステアリングと連動する前輪操舵システム、後部の補助シート
　など。幌がついているのもこのモデルだけです。

　　ボンネットの熱抜きのためのルーバーは実車同様な作りになっ
　ていてこの部分には大いに感心しました。
　　

　ルーバの隙間から漏れた光がエンジンブロックに縞模様を作っています。

　　車体裏のこの作り込みには驚きました。実車と同じ！！

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