Ｔｙｐｅ３５Ｂ

　Ｔ３５Ｂはスーパーチャージャー付きの２．３リッターエンジンを搭載したＴ３５シリーズ中の最強グランプリマシーンです。

　このため、多くのメーカーがこのＴ３５Ｂを製品化しています。

ELIGOL (仏）　Ｎo.1025、No.1045
1/43 メタルダイキャスト

　ELIGOLはT35Ｂを積極的にリリースしています。

製品No.1025 がグランプリタイプ。製品No.1045はサイ
クルフェンダーの付いたツアラータイプです。

製品No.1025、No.1045は３０年以上まえから販売
されていましたが、近年６桁の製品Ｎo.を持つシリーズ
を新たにラインアップしています。

　新旧の違いは新シリーズでは前輪のリーフスプリング
にショックアブソーバが追加されよりデティールアップされ
たことなどです。
　（ただし、旧シリーズでもヘッドライト付きのモデルはライ
トパーツと一体となったショックアブソーバが付いています）

　手元にあるだけで８色のカラーバリエーションがあります
。実車同様にフェレンチブルーのものが一番多く作られて
いると思います。

　ブラックが一番珍しいかと思います。実車でも黒に塗装
されたＴ３５はあまり見たことがありません。

　手前のスカイブルーのゼッケン１３番は新シリーズ（製品
No.100879)です。
　１９２９年のモナコグランプリ優勝車のモデル化です。モ
ナコのコースは短いのであえて重いスペアタイアを外してい
るのか、スペアタイヤを留めるベルトだけが付いています。

　下の写真はサイクルフェンダー付きのツアラーです。
　　Ｔ３５Ｂでツーリングとは贅沢ですね。
　　敬意を表してASGARDのメタルフィギュアーを付けて
　撮影しました。

　　　　ゼッケン１３は１９２９年のモナコグランプリ優勝車。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前輪にはちゃんとキャンバー角がついています。
　　　　Ｔ３５Ｂであることを示す穴が１と３の間に開いています。　　　　　　　　　　　　　　　　　T３５は実際に女性ドライバーも多かったようです。

２０２1年の年末のワンダーランドで購入しました。　サイクルフェンダー付き
のツアラー仕様のモデルですが、この色は見たことありません。私的にはたいへ
んレアーなミニカーです。

　箱なしですが欠損・欠品はなく状態は新品同様です。１０００円と表示され
ていたので１０００円札を出すと、３台で１０００円なのであと２台買って欲しい
と言われました。これ１台でいいと言ったんですが、３台買ってくれないと困る。
・・・と変なやりとりに。しかたなく（？）、ブルムとエリゴールのブガッティも追加し
て３台になりました。

　よくよく聞いて見るとミニカーを処分したいらしく、持って帰るのが面倒なんだ
だそうです。おかげで良い買物が出来ました。

IXO (中）　ＣＬＣ２９
　１／４３　メタルダイキャスト

　近年、魅力的なモデルを多数リリースしているどちらかと言うと新興系のメー
カーです。
　
　このモデルもＩＸＯらしい仕上がりになっていて好感が持てます。フレンチブル
ーと言うよりはやや濃い目の青色をしています。

★脱線しますが、中国生産のミニカーで青色、水色　等のブルー系塗装の
　モデルは要注意です。日本の湿気と温度変化で塗面が劣化しツブツブ状
　になったり蜘蛛の巣状のものが出たりします。特にＭＩＮＩＣＨＡＭＰＳ等の美
　しいモデルで起こります。何台もやられましたのでもう買いません。

ＡＬＴＡＹＡ　（シンガポール）　
　１／４３　メタルダイキャスト

　写真では判りにくいですが、このモデルは一つ前のＩＸＯのモデルと同じモー
ルトが使われていると思われます。近年よくＩＸＯのものと思われるモールドが
他の廉価版のミニカーに使われていたりするのを見かけます。

　別に悪いことではないですが、集める側とすればどこまで購入すべきか迷
うところです。せめて色くらい違えて欲しいですね。

　このモデルもそう言った一台ですが正直安いのに本家よりよく出来ています。
　まず色がいい。フロントグリルだってラジエター部を黒く塗ってある。ゼッケンが
入っている。

ＡＩＲＦＩＸ　（英）　Ｎｏ．４３３２
　１／３２　プラスチック（キット）

　サイクルフェンダーやライトのパーツが添付されているので、コンペティッシ
ョンモデル、ツーリングモデルのどちらにもコンバート出来ます。
　エンジンフードは別パーツのためフードが開くように作ることも出来ますが、
肝心なエンジンパーツが無いのでこれを自作しない限りフードは接着した方
がよいでしょう。
　
　写真は実弟が作ったものでコンペティッションモデルに仕上げています。
塗装はハンブロールのエナメル塗料の筆塗りです。
　

　キットは下の写真のような感じです。
　意外にパーツが多いです。ドライバーまで付いているのだから、エンジンパ
ーツも付けて欲しかったです。

ＭＯＮＯＧＲＡＭ　（米）　Ｎｏ．2234
　１／２４　プラスチック（キット）

　モノグラム社から発売されていたキットをバンダイが再販しています。

　このキットはバンダイが販売したものですがパーツ等の内容に違いは
ありません。

　Ｔ３５のプラモデルとしては今のところこのモデルが決定版です。

　写真のモデルは特に大きく手を入れることもなくほぼストレートに組ん
でいます。
　
　写真では判りずらいですが前輪のキャンバー角もちゃんとつけてあります。

　皮シャツのおじさんはこの車のオーナーでキットに付属していました。

　カウルを外すとエンジンが入っています。
　Ｔ３５Ｂの特徴であるスーパーチャージャーが見えます。この煙突のよう
な先付近から吹き返しがありそれを排出するためにエンジンフードに穴が
開いています。

　エンジン左側からは８本のマニホールドが出ていて下部で４本ずつ束ね
られて２本のエキゾーストパイプがテールに向かって伸びています。

　エンジンフードならびにスペアタイアを留めるベルトはキット付属のものは
紙製だったので本皮製に置き換えています。

ＦＩＮＥＣＡＳＴ（英）　Ｒｅｆ．Ａ００５
　１／２４　ホワイトメタル（キット）

　ＡＵＴＯＫＩＴの名称で発売されたシリーズの中の一台
です。
　今のところまだ未組み立てです。キットの中身は鉛の
塊のような代物です。

　しかしきちんと組上げると雰囲気のあるよいモデルになる
はずです。プロポーションモデルなので塗装が勝負ですね。
　金属なので何回でも塗り直せますし。

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